インターンはいつから始めるべき?学年別の最適な参加時期
インターンシップの参加時期は学年によって異なります。それぞれの学年に合わせた最適な参加時期と目的を紹介します。
1・2年生がインターンを始めるベストな時期
大学1・2年生は、主に「オープン・カンパニー」や「キャリア教育」プログラムに参加することができます。これらは正式な「インターンシップ」とは区別されますが、企業理解や業界研究には非常に役立ちます。
参加時期としては、長期休暇中の夏休み(8〜9月)や春休み(2〜3月)がおすすめです。この時期は多くの企業がプログラムを実施しており、学業との両立も図りやすいでしょう。
この時期のインターン参加の目的は「業界研究」と「自己分析」です。様々な業界の雰囲気を知り、自分の興味関心を見つけることが重要です。

3年生(修士1年生)がインターンを始める理想的な時期
大学3年生(修士1年生)は、インターンシップ参加のメインとなる学年です。この時期から本格的な「インターンシップ」に参加でき、就活にも直結するようになります。
特に重要なのは以下の時期です:
- 夏インターン(7〜9月):多くの企業が実施する大規模なインターンシップ。この時期の参加は必須と言えるでしょう。
- 冬インターン(12〜2月):選考に直結することが多く、志望企業がある場合は特に重視すべき時期です。
3年生の夏前(5〜6月)からエントリーが始まるので、準備は4月から始めるのが理想的です。



4年生(修士2年生)のインターン参加タイミング
4年生(修士2年生)は基本的に本選考が中心となりますが、内定後のインターンシップに参加するケースもあります。
内定者向けインターンシップは、入社前の4〜2月に実施されることが多く、入社後のミスマッチを防いだり、基礎スキルを身につける目的があります。
また、就活が長引いている場合は、秋採用や通年採用を行う企業のインターンシップに参加して、採用につなげるケースもあります。
2025年最新!インターンシップ制度の変更点と参加時期への影響
2025年卒業者から適用される新しいインターンシップ制度について、その変更点と参加時期への影響を解説します。
新制度におけるインターンの4分類と開催時期
2025年から、学生の職業体験は以下の4つに分類されるようになりました:
種類 | 内容 | 対象学年 | 開催時期 | 採用 |
オープン・カンパニー | 企業・業界理解 | 全学年 | 通年 | なし |
キャリア教育等 | 職業観醸成 | 全学年 | 通年 | なし |
汎用的能力活用型インターンシップ | 実務体験(5日以上) | 学部3・4年生、修士1・2年生 | 主に長期休暇期間 | あり |
専門活用型インターンシップ | 専門的実務体験(2週間以上) | 学部3・4年生、修士1・2年生 | 主に長期休暇期間 | あり |
種類 | 内容 | 対象学年 | 開催時期 | 採用 |
オープン・カンパニー | 企業・業界理解 | 全学年 | 通年 | なし |
キャリア教育等 | 職業観醸成 | 全学年 | 通年 | なし |
汎用的能力活用型インターンシップ | 実務体験(5日以上) | 学部3・4年生、修士1・2年生 | 主に長期休暇期間 | あり |
専門活用型インターンシップ | 専門的実務体験(2週間以上) | 学部3・4年生、修士1・2年生 | 主に長期休暇期間 | あり |
以前は短期間のプログラムも「インターンシップ」と呼ばれていましたが、新制度では「オープン・カンパニー」として区別されています。特に注目すべきは、正式な「インターンシップ」は3年生以上が対象となり、5日以上の期間が必要になったことです。






採用直結型インターンはいつから始まる?参加時期と特徴
採用直結型インターン(汎用的能力活用型・専門活用型インターンシップ)は、3年生の夏休み以降から本格的に始まります。具体的には以下の時期に注目しましょう:
- 3年生夏(7〜9月):採用直結型インターンの第一弾
- 3年生冬(12〜2月):より選考に直結する重要期
- 4年生春(4〜5月):一部企業で実施される最終インターン
採用直結型インターンの特徴は、インターン中の評価が本選考に影響する点です。優秀な成績を収めると、選考の一部が免除されたり、特別選考ルートに招待されたりするケースがあります。
インターンの種類と開催時期はいつ?時期別特徴を解説
インターンシップはその開催時期や期間によって特徴が異なります。それぞれの種類と時期について詳しく解説します。
短期インターンと長期インターンの開催時期の違い
短期インターン(5日〜2週間程度)
- 開催時期:主に夏期(7〜9月)と冬期(12〜2月)
- 特徴:集中的にビジネス体験ができる、多くの企業に参加可能
- 目的:業界・企業理解、職種体験、選考優遇
長期インターン(1ヶ月以上)
- 開催時期:通年(週2〜3日などの部分参加型が多い)
- 特徴:実務に近い経験ができる、深い企業理解が可能
- 目的:実践的スキル獲得、ベンチャーやスタートアップに多め



夏インターンの開催時期と参加のメリット
夏インターンは主に7月下旬から9月上旬にかけて開催されます。大学の夏休み期間に合わせて設定されることが多く、特に8月に集中する傾向があります。
夏インターンの特徴とメリット
- 多くの企業が一斉に開催するため、様々な業界を比較できる
- 本格的な就活前に業界研究ができる
- 就活の軸を形成するきっかけになる
- 初めてのインターン参加に適している
夏インターンへの申し込みは5〜6月から始まるため、この時期には準備を整えておく必要があります。人気企業は早期に締め切ることもあるので注意しましょう。
冬インターンの開催時期と特徴
冬インターンは主に12月〜2月にかけて開催されます。特に冬休み期間(12月下旬〜1月上旬)と春休み直前(2月)に集中する傾向があります。
冬インターンの特徴
- 選考に直結することが多い
- 夏よりも参加企業を絞り込む傾向がある
- より実践的な内容が増える
- 選考パス(一部選考免除)などの特典がつくことも
冬インターンへの申し込みは10〜11月頃から始まりますが、人気企業は早期に募集を開始することもあるため、9月頃から情報収集を始めるとよいでしょう。
その他の時期に開催されるインターンプログラム
夏・冬以外にも、以下のようなインターンプログラムがあります:
春インターン(3〜5月)
- 4年生向けの最終インターン
- 新卒採用に直結することが多い
- 3月の春休み期間を活用して開催
通年インターン
- 週2〜3日など、学業と並行して参加するタイプ
- 長期的に実務経験を積むことができる
- ベンチャー企業に多い傾向がある






インターンの申し込みはいつから?選考スケジュールと対策
インターンシップに参加するためには、しっかりとしたスケジュール管理と選考対策が必要です。ここでは、申し込み時期と選考フローについて解説します。
夏インターンの申し込み開始時期とエントリー方法
夏インターンの申し込みは、大手企業を中心に5月中旬〜6月から始まります。申し込み締切は各社異なりますが、7月上旬〜中旬に設定されていることが多いです。
エントリー方法
- 就活サイト(マイナビ、リクナビなど)からのエントリー
- 企業の採用サイトからの直接エントリー
- 大学のキャリアセンター経由でのエントリー
人気企業は募集開始からすぐに定員に達することもあるため、志望度の高い企業は早めにエントリーすることをおすすめします。
冬インターンの申し込み開始時期と選考の流れ
冬インターンの申し込みは、主に10月〜11月に始まります。夏インターンと比べると、選考のハードルが上がる傾向があります。
一般的な選考フロー
- エントリー(Webエントリー)
- エントリーシート提出
- Webテスト(SPI、玉手箱など)
- 面接(個人・集団)またはグループディスカッション
- 最終選考(役員面接など)
- 結果通知
冬インターンでは複数回の面接が実施されることもあり、本選考に近い選考プロセスを経験できます。
インターン申し込みから参加までの具体的なスケジュール
夏インターンの場合
- 4月:自己分析・業界研究
- 5月:インターン情報収集開始
- 6月:エントリー開始、ES作成
- 7月:選考(Webテスト・面接など)
- 8〜9月:インターン参加
冬インターンの場合
- 9月:インターン情報収集開始
- 10月:エントリー開始、ES作成
- 11月:選考(Webテスト・面接など)
- 12〜2月:インターン参加



インターンに参加するための時期別準備スケジュール
インターンシップに参加するためには、時期に応じた準備が必要です。ここでは、月ごとに何をすべきかを具体的に解説します。
4〜5月:自己分析とインターン情報収集の時期
4月
- 自己分析ツールを活用して自分の強み・弱みを把握する
- 興味のある業界をリストアップする
- 就活サイトに会員登録する
5月
- インターンシップ情報の収集を始める
- 業界研究を深める
- Webテスト対策を始める
この時期は情報収集が中心ですが、早めに動き出すことで余裕をもって準備を進めることができます。まだ具体的な志望企業が決まっていなくても、広く情報を集めることから始めましょう。
6月:説明会参加とエントリーシート準備の時期
6月になると、インターンシップの募集が本格的に始まります。この時期にやるべきことは:
- 企業説明会やキャリアイベントに積極的に参加する
- インターンシップ向けのエントリーシートを作成する
- 興味のある企業にエントリーを始める
- 自己PRや志望動機の作成・ブラッシュアップ
特に志望度の高い企業については、説明会で得た情報をもとに独自性のあるESを作成することが重要です。



7月:インターンエントリーと選考対策の時期
7月は夏インターンの選考が本格化する時期です。
- 面接対策(自己PR、志望動機の練習)
- グループディスカッション対策(テーマ別の意見整理)
- Webテスト受験
- 選考スケジュールの管理
この時期は選考が重なることも多いため、スケジュール管理をしっかり行うことが重要です。また、選考結果にかかわらず、次のインターンに向けた準備も並行して進めましょう。
8〜9月:インターン参加と事後活動の時期
8〜9月は実際にインターンに参加する時期です。
- インターンでの目標設定(何を学びたいか、何を得たいか)
- ビジネスマナーの確認
- 参加企業の最新情報チェック
- インターン参加後の振り返り
インターン参加後は必ず振り返りを行い、学んだことや感じたことをメモしておきましょう。これらの情報は冬インターンや本選考の際に非常に役立ちます。






インターンの探し方と見つけるタイミング
インターンシップに参加するためには、まず情報収集から始める必要があります。ここでは効果的なインターン探しの方法を紹介します。
就活ナビサイトを使ったインターン情報の見つけ方
就活ナビサイト(マイナビ、リクナビなど)は、多くの企業のインターン情報が一度に検索できる便利なツールです。
効果的な活用方法
- 興味のある業界や職種でフィルタリングする
- 開催時期や開催地域で絞り込む
- インターン内容や日数でも検索可能
- メールマガジンに登録して最新情報を入手する
就活ナビサイトでは、4月頃から夏インターンの情報が掲載され始め、5〜6月にかけて情報量がピークに達します。この時期に定期的にチェックすることが重要です。
大学のキャリアセンターを活用したインターン探し
大学のキャリアセンターには、就活ナビサイトに掲載されていない独自のインターン情報が寄せられていることがあります。
キャリアセンター活用のポイント
- 定期的に掲示板やポータルサイトをチェックする
- キャリアアドバイザーに相談し、自分に合ったインターンを紹介してもらう
- OB・OG訪問の機会を得る
- 学内開催の企業説明会や業界研究セミナーに参加する
キャリアセンターは4〜5月から本格的にインターン関連の情報提供を始めるため、早めに足を運んでおくと良いでしょう。
SNSや口コミを活用したインターン情報収集法
公式な情報だけでなく、SNSや口コミサイトも貴重な情報源になります。
活用方法
- Twitter/X(企業の採用アカウントをフォロー)
- Instagram(企業文化や雰囲気を知れる)
- LinkedIn(業界の動向や企業情報を得られる)
- 就活口コミサイト(実際に参加した先輩の体験談を読める)
特にベンチャー企業や新興企業は、SNSを通じてインターン募集を行うことが多いため、興味のある企業のアカウントはフォローしておくと良いでしょう。






インターン参加で得られるメリットと将来への活かし方
インターンシップに参加することで得られるメリットは多岐にわたります。ここでは、その具体的なメリットと将来への活かし方を解説します。
業界理解と企業研究が深まるタイミング
インターンシップは、業界や企業について本やネットでは得られない生の情報を得られる貴重な機会です。
具体的なメリット
- 実際の業務内容や職場環境を体験できる
- 社員の働き方や価値観に触れられる
- 業界特有の課題や動向について深く知ることができる
- 自分がその業界・企業に適性があるかを判断できる
特に3年生の夏から秋にかけてのインターンは、業界理解と企業研究を深める絶好のタイミングです。様々な業界のインターンに参加することで、就活の軸を明確にすることができます。
社会人基礎力が向上する実践的な機会
インターンシップでは、学生生活では経験できない実践的なビジネススキルを身につけることができます。
向上する能力の例
- ビジネスマナー(言葉遣い、メールの書き方など)
- チームワーク(グループワークでの協調性)
- 論理的思考力(ビジネス課題の分析と解決)
- プレゼンテーション能力(自分の考えを伝える力)
- 時間管理能力(締切のある業務をこなす経験)
これらのスキルは、インターンシップだけでなく、就職後のキャリアにおいても非常に重要な要素となります。
就活本番での優位性を築く戦略的な活用法
インターンシップ経験は、就活本番において大きなアドバンテージとなります。
活用法
- ES・面接での具体的なエピソードとして使える
- 志望動機をより説得力のあるものにできる
- 企業とのコネクションができる(選考パスなど)
- 同じ志望企業のインターン生と情報交換できる
- 本選考前に選考の流れや評価基準を把握できる
特に冬のインターンシップでは、選考優遇や早期選考への案内など、直接的なメリットが得られることも少なくありません。インターン中の積極的な姿勢や成果は、本選考での評価に大きく影響します。



まとめ:インターンはいつから始めるべきか、今すぐ行動しよう
インターンシップはいつから始めるべきか、学年別にまとめると:
- 1・2年生:オープン・カンパニーやキャリア教育プログラムに参加し、業界理解と自己分析を深める
- 3年生(修士1年生):夏と冬のインターンシップに積極的に参加し、業界理解を深めつつ選考優遇を目指す
- 4年生(修士2年生):内定後のインターンシップで入社準備を進める
2025年からの新制度では、正式なインターンシップは期間や内容が明確化され、採用との関連も透明になりました。インターンシップ探しは早ければ4月から始め、申し込みは夏インターンなら5〜6月、冬インターンなら10〜11月から行いましょう。
重要なのは、単にスケジュールに従うだけでなく、自分の成長と将来のキャリアを見据えた積極的な参加姿勢です。インターンシップは就活のための単なるステップではなく、社会に出る準備をする貴重な機会です。
自分の将来を切り開くためにも、今すぐ行動を始めましょう。明確な目標を持ってインターンシップに臨めば、必ず成長につながります。





